築10年の注文住宅を売りました

どこで、どのように暮らすか模索中

家売却「もったいないと思う時に売る」メルカリで学んだこと

 

こんにちは

 

築10年の注文住宅を売りに出し、現在分譲賃貸マンションぐらしをしている ささもち です。

 

築10年の注文住宅を売ると決断できたのは、メルカリで不用品を売った経験が大きいです。

 

メルカリで学んだことは「もったいないと思う時に売る」です。

 

特に本に多いのですが、その時人気の本を買って、すぐ売れば定価とあまり変わらない値段で売れたのに、「人気だから」「また読むかもしれないから」と置いていたら売れなくなっていたということがありました。

 

それからは、「必要でなくなったらすぐに売る」を心がけて買ったその日にメルカリで売ったこともあります。

 

家も時間が経つと建物の価値が下がっていきます。将来人口減で家があまると言われているので、土地の価値も下がるかもしれません。

 

今日は家を売った話です。

売却を決めた1年半前から周辺の物件価格をリサーチ

私は今までにメルカリで176件のやり取りをしました。

アンティーク食器や家具など数万円のものから、古本など数百円のものまで。

売りに出す時はまず、類似商品の値段を調べます。

 

家は全く同じ商品はないですが、近所で売りに出された物件の情報を、家を売ると決めた一年半前から集めていました。

 

具体的には、家のポストに入れられた不動産広告を集めること、ネットで中古住宅が売りに出されていないか時々チェック。

これで大体の相場をつかみました。

 

その他相場を知るために、

ウチノカチ

で簡単に査定金額を調べました。

 

個人情報をあかす必要がなく、業者から電話がかかってくることもなく、

ウチノカチではその場ですぐ査定金額が出る方法があります。

 

1.マンションか一戸建て、都道府県を選択するとこのページが開く

 

 

右のステップにしたがって、市区、町村を入力する。

 

*ここで無料査定スタートを押さない!

無料査定スタートを押すと個人情報を入力することになります。

無料査定をしないことがポイントです。

 

2.同じページで下の方にスクロールして価格計算ツールの「対象物件の条件を入力」する。

 

築年数、土地面積、延べ床面積。駅距離を入力し、価格計算を押すとすぐに価格が表示されます。

 

ただ、売買実績によって査定が変わるので、1年半の間に1千万ほど増減がありました。参考程度にしかなりませんが、手軽にできました。

 

仲介業者の選定

私は2社で査定をとり、専属媒介契約で1社と契約しました。

 

仲介業者との契約は、専属媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約とあり、

大きな違いは、

専属、専任:1社としか契約できない

      メリットは契約した1社が精力的に活動してくれる

      デメリットは、その1社が気に入らなかった時、契約期間中(3か月ごとの更新)は他社と契約できない。

 

一般: 複数社と契約できる

     メリットは、人気物件だと早く決まりやすい

      デメリットは、精力的に活動しても他社で売買が決まれば、仲介手数料が入らないので、どの会社も精力的に活動してくれない場合がある

 

その中で専属媒介契約に決めた理由は

 

1.田舎なのであまり選択肢がなかった

 

イエウールで一括査定を申し込むと4社が候補にあがりました。

10年前に注文住宅を建てた時、中古住宅も検討したので、その中の2社は買主側として関わったことがありました。

その時印象が悪かった1社を除外、口コミが悪かったもう1社も除外して、

10年前に印象のよかったA社、新しそうで口コミの良かったB社に訪問査定をお願いしました。

 

2.B社は査定金額、ターゲット層が私の考えと違った

 

私が住んでいた町は、駅前に商業施設がなく不便ではありますが、幼稚園、小学校に通うこどもが遊びやすい公園がたくさんあり、子どもをのびのびと育てやすいのがよいところでした。

小学校、中学校区もよいと評判なので、ターゲットは「子育て世代」だと考えていたし、近隣よりも相場は高めかなという感覚がありました。

 

しかし、B社は査定の時に、シニア層もターゲット、査定金額も見たことないぐらい低価格でした。1年半相場の金額をリサーチしていたのすぐに判断できてよかったです。

 

3.A社は私の考えと一致

 A社の3か月以内に売却可能金額、期待値をのせたチャレンジ売り出し価格が私の考えと一致。ターゲット層も子育て世代と私の意見と一致。そこでA社と専属媒介契約を結び1社に決めました。

 

結果、A社はチラシを作ったり精力的に活動してくれたのでよかったと思ってます。

 

専任媒介契約ではなく、専属媒介契約にしてどうだった?

1社と契約する場合、専任媒介契約か専属媒介契約かを選ぶことになります。

違いは、

専任:売主が自分で買主を見つけた場合は仲介業者を通す必要がないので、手数料を払わなくてよい。

   売買活動の報告書を2週間に一度出す。

専属:売主が自分で買主を見つけた場合も仲介業者を通す必要があるので、仲介手数料が発生する。

   売買活動報告書を1週間に一度出す。

 

仲介業者は、複数社と契約するか、1社と契約するかが大事で、専属、専任はどちらでもという感じでした。専任をすすめてくる感じはありましたが、知り合いに家を売る予定はなかったので、専属にしました。

結果1週間に一度報告書が送られてきたので良かったと思います。それが面倒だから仲介業者からは専任を進められたのかなとも思いました。

 

自己評価と他者評価のギャップ

HPでの物件の閲覧数、内覧の時の買主の声を1週間ごとに報告をもらいました。

私の住んでいた町の中で、物件は駅近くだったので、近所のお友達に

「あんないい場所なんで売るの?」

「すぐ売れるね!」

と言われ、自分でもそう思っていました。

しかし、思ったよりも反響がなく、1週間に内見が1件あるかないかでした。

 

ご近所のお友達と私は、この地域を気に入って引っ越してきた人。

それに比べ、これから買おうとする人は、他の地域と比べます。

この地域に対して自己評価が高すぎるのだなと思いました。

 

メルカリでも思い入れのある商品が人気がなくどんどん値段を下げることになったり、私にはただの不用品だったものがとても人気があったりします。

 

2か月と少し立って、HPの閲覧数や内覧希望者がいない週がでてきたころに値下げをすることになり、その値下げを機に内覧に来てくれた方にさらに値引きをして売却することになりました。

 

さらに値引きすることも想定内だったので、査定額とチャレンジ価格の丁度間の金額で、まあまあ満足いく結果となりました。

 

A社でひとつ引っかかったことがあります。

約4か月で売れたので一度契約更新がありました。

2か月がすぎて値下げをする契約書にサインする際、また3か月契約を更新することがしれっと書いてあって、こちらが指摘するまで何も言ってくれなかったこと。

他社に契約を切り替える予定はなかったですが、一言ほしかったと思いました。

 

メルカリで小さな売買経験を積んだことで大きい売買にも納得できた

 

値下げを決断できたのも、相場を自分なりに調べていたこと、メルカリで価格交渉の経験があったことが役に立ちました。

 

メルカリで同じ本を1200円でだして売れている人がいるのに、私は売れず結局1000円まで値下げすることになったり、ちょっと状態が悪いかなと1100円で出したら秒で売れて1200円で出せばよかったなと思ったり。。。

自分にとってベストな価格で売買するのは本当に難しく、納得する値段で売れたのならOKと176件の取引経験で学びました。

 

メルカリで小さな経験を積んできたからこそ、家を売るという大きな決断でも納得して取引できたと思います。